熱中症とは?症状・応急処置・予防法をわかりやすく解説|柏市・北柏で熱中症が心配な方へ【医師監修】|北柏駅前内科・糖尿病・甲状腺クリニック|北柏駅北口|一般内科、糖尿病・内分泌

〒277-0831千葉県柏市根戸1905番地3北柏20街区7-1

04-7197-2346

WEB予約

熱中症とは?症状・応急処置・予防法をわかりやすく解説|柏市・北柏で熱中症が心配な方へ【医師監修】

熱中症とは?症状・応急処置・予防法をわかりやすく解説|柏市・北柏で熱中症が心配な方へ【医師監修】|北柏駅前内科・糖尿病・甲状腺クリニック|北柏駅北口|一般内科、糖尿病・内分泌

2026年7月14日

最近、気温が高くなってきました。夏の強い日差しや、じめじめとした蒸し暑さが続く季節に増えてくるのが「熱中症」です。「自分は大丈夫」と思っていても、屋外だけでなく室内でも起こり、ときに命に関わることもあります。でも、正しい知識があれば、こわがりすぎずにきちんと予防・対処できる病気でもあります。このページでは、熱中症の原因から症状、応急処置、毎日の予防法などをやさしく解説していきます。

熱中症とは

熱中症は、高温多湿な環境で体温を調節する働きがうまくいかなくなり、体の中に熱がこもってしまうことで起こります。気温が高い日はもちろん、湿度が高い日や風の弱い日にも起こりやすく、「外に出ていなかったのに…」という室内での発症も少なくありません。

近年は夏の猛暑が続き、毎年たくさんの方が救急搬送されています。重症化すると意識障害や多臓器不全につながり、命に関わることもあります。だからこそ、「なんだかおかしいな」と思ったら早めに動くことが、何より大切です。

熱中症の原因

私たちの体は、汗をかいたり皮膚から熱を逃がしたりして、体温を一定に保っています。ところが、次のような状況が重なると体温調節が追いつかなくなり、熱中症が起こりやすくなります。

  • 気温・湿度が高い
  • 水分や塩分が足りていない
  • 長時間の運動や屋外での作業
  • エアコンを使っていない室内
  • 発熱や下痢などで脱水になっている

熱中症になりやすい人

次のような方は、ちょっとだけ意識して気をつけてあげてください。

  • 高齢の方
  • 小さなお子さん
  • 糖尿病の方
  • 心臓病・腎臓病のある方
  • 肥満の方
  • ふだんあまり運動をしない方
  • 暑さに慣れていない方
  • 屋外で仕事やスポーツをする方

糖尿病の方は特に注意

糖尿病があると脱水になりやすく、自律神経の影響で汗をかきにくくなることがあります。さらにSGLT2阻害薬を飲んでいる方は尿の量が増えるため、ふだんよりもこまめな水分補給を心がけましょう。

熱中症の症状

熱中症は、重症度によって出てくる症状が変わります。次の表を目安に、今どのくらいの状態かをチェックしてみてください。

重症度主な症状対応の目安
軽症(Ⅰ度)めまい、立ちくらみ、大量の汗、筋肉のけいれん(こむら返り)、手足のしびれ涼しい場所で休み、水分・塩分を補給
中等症(Ⅱ度)強い頭痛、吐き気・嘔吐、強い倦怠感、集中力の低下、ぐったりする自分で水分がとれない・改善しないときは医療機関へ
重症(Ⅲ度)意識がもうろうとする、呼びかけに反応しない、けいれん、まっすぐ歩けない、高体温(40℃前後)、水分が飲めないためらわず119番・救急要請

重症(Ⅲ度)のサインが一つでもあれば、迷わず救急車(119番)を呼んでください。ためらう必要はありません。

応急処置(熱中症かな?と思ったら)

「熱中症かも?」と思ったら、あわてず、まずは涼しい場所へ移動しましょう。そのうえで、体を冷やして水分を補給します。次のことを、落ち着いて行ってみてください。

  • 衣服をゆるめて、体を楽にする
  • エアコンや扇風機で風を送る
  • 首・脇の下・足の付け根を保冷剤などで冷やす
  • スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ飲む

こんなときは、すぐに119番を

  • 意識がおかしい(呼びかけに反応しない)
  • 自分で水分が飲めない
  • 嘔吐を繰り返す
  • 休んでも良くならない
  • けいれんしている

水分補給の正しい方法

「とにかく水を飲めば大丈夫」と思われがちですが、実はそうとも限りません。たくさん汗をかくと、水分と一緒にナトリウムなどの電解質も失われます。長時間の運動や屋外作業のときに水だけをがぶがぶ飲むと、かえって低ナトリウム血症(いわゆる塩分不足)になってしまうこともあるのです。

汗をたくさんかいたときは、水分と塩分をセットで補給するのがポイントです。

  • 経口補水液
  • スポーツドリンク(糖分の摂りすぎには注意)
  • 塩分を含む飲み物や食べ物

ただし、高血圧・心不全・腎臓病などで水分や塩分の制限がある方は、自己判断せず、まず主治医に相談してくださいね。

熱中症を予防する方法

① のどが渇く前に水分補給を

「のどが渇いた」と感じたときには、すでに軽い脱水になっていることがあります。時間を決めて、少しずつこまめに水分をとる習慣をつけましょう。

② エアコンは我慢しないで

年齢を重ねると、暑さそのものを感じにくくなります。「もったいない」と思わずに、室温が28℃を超えないよう、エアコンを上手に使いましょう。

③ 暑さ指数(WBGT)をチェック

気温だけでなく、湿度や日差しも熱中症のリスクに関わります。危険レベルの日は、無理な運動やお出かけは控えめにしましょう。

④ 少しずつ暑さに体を慣らす(暑熱順化)

本格的に暑くなる前から、ウォーキングや軽いジョギング、入浴などで少しずつ汗をかいておくと、暑さに強い体づくりにつながります。

高齢者で熱中症が多い理由

年齢を重ねると、次のような理由から熱中症が重症化しやすくなります。

  • のどの渇きを感じにくい
  • 汗をかきにくい
  • 暑さそのものを感じにくい
  • 腎臓の働きが低下している

また、「エアコンが苦手」「電気代が気になる」と、つい我慢してしまう方も多いようです。でも、高齢の方の熱中症は、その多くが室内で起きています。暑い日は、遠慮なくエアコンを使ってくださいね。

熱中症と間違えやすい病気

熱中症だと思っていても、実は別の病気が隠れていることがあります。たとえば、次のような病気です。

  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 敗血症
  • 低血糖
  • 脱水症
  • 髄膜炎

特に高齢の方は、症状だけで見分けるのが難しいこともあります。症状が強いときは、自己判断せず医療機関で診てもらうと安心です。

医療機関を受診した方がよい症状

次のような場合は、早めに受診してください。

  • 水分をとっても良くならない
  • 頭痛や吐き気が続く
  • 高熱が続く
  • 意識がぼんやりする
  • 尿が極端に少ない
  • 持病がある

当院では、必要に応じて血液検査を行い、脱水・腎機能障害・電解質異常・横紋筋融解症などがないかを確認したうえで、点滴治療などを行います。

よくある質問(FAQ)

Q. 熱中症は室内でも起こりますか?

A. はい、起こります。実は、高齢の方の熱中症の多くは室内で発生しているんです。エアコンを上手に使うことが、いちばんの予防になります。

Q. スポーツドリンクと経口補水液はどちらが良いですか?

A. 軽い運動のときはスポーツドリンクでも大丈夫ですが、脱水が強いときは経口補水液のほうが向いています。

Q. 熱中症になった日はお風呂に入っても大丈夫ですか?

A. 症状がすっかり良くなっていれば、入っても問題ないことが多いです。ただ、発熱や脱水が残っているときは避けて、しっかり水分をとってから入るようにしましょう。

Q. 一度熱中症になると繰り返しますか?

A. 一度熱中症になると、その年は暑さへの耐性が下がり、再発しやすくなるといわれています。しっかり休んで、少しずつ暑さに慣れていくことが大切です。

まとめ

熱中症は誰にでも起こり得る病気ですが、正しい知識があれば、きちんと防ぐことができる病気でもあります。特に高齢の方や、糖尿病・高血圧などの持病がある方は重症化しやすいので、こまめな水分補給・エアコンの活用・無理をしないことを心がけてくださいね。

「なんだか少しおかしいな」と思ったら、まずは早めに休んでください。それでも良くならないときや、意識がぼんやりする・強いだるさがあるといったときは、迷わず医療機関を受診しましょう。

北柏駅前内科・糖尿病・甲状腺クリニックより

  • 熱中症や脱水症状の診療を行っています。
  • 「これって大丈夫かな?」と気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

TOP