2026年4月13日
柏市にある北柏駅前内科・糖尿病・甲状腺クリニックです。
「最近なんとなく疲れやすい」「体重が増えた」「むくみやすい」
そんな症状を、年齢や更年期のせいだと思っていませんか?
実はその不調、橋本病(慢性甲状腺炎)が原因かもしれません。
橋本病は、女性に多い自己免疫疾患のひとつで、気づかないうちに甲状腺ホルモンが低下し、全身の代謝に影響を及ぼします。初期には自覚症状が乏しいことも多く、「なんとなくの不調」として見過ごされやすいのが特徴です。
しかし、適切な検査を行えば比較的簡単に診断でき、必要に応じた治療で日常生活への影響を抑えることが可能です。
本記事では、橋本病の症状・検査・治療について、医師の視点からわかりやすく解説します。検査を検討されている方も、ぜひ参考にしてください。
橋本病とは
橋本病(慢性甲状腺炎)は、自己免疫の異常により甲状腺が徐々に破壊されていく病気です。
日本では非常に多く、特に女性に多いのが特徴です。
甲状腺ホルモンは代謝をコントロールする重要なホルモンであり、低下すると全身にさまざまな症状が現れます。
橋本病の原因
橋本病は自己免疫疾患の一つで、自分の免疫が甲状腺を攻撃してしまうことで発症します。
主な関与因子
・遺伝的要因
・ストレス
・出産後
・ヨウ素摂取の影響
橋本病の症状
初期は無症状のことも多いですが、甲状腺機能低下が進むと以下のような症状が出ます。
主な症状
・疲れやすい
・体重増加
・むくみ
・寒がり
・便秘
・抜け毛
・月経異常
「年齢のせい」「更年期」と思われて見逃されることも少なくありません。
検査について
橋本病は血液検査で診断します。
主な検査項目
・TSH
・FT3
・FT4
・抗TPO抗体
・抗サイログロブリン抗体
必要に応じて甲状腺エコーを行い、腫大や内部構造を確認します。
治療について
橋本病そのものを完全に治す治療はありませんが、
甲状腺ホルモンが不足した場合は補充療法を行います。
治療のポイント
・ホルモン低下時のみ治療対象
・レボチロキシン(チラーヂンS)内服
・定期的な血液検査で調整
無症状かつホルモン正常の場合は、経過観察となることも多いです。
放置するとどうなる?
甲状腺機能低下が進行すると、
・高コレステロール血症
・動脈硬化
・心機能低下
・不妊
などのリスクが高まります。
当院での検査について(柏エリアの方へ)
当院では橋本病の診断・管理を行っています。
・血液検査
・甲状腺エコー検査
・専門的なホルモン評価
「疲れやすい」「むくみが気になる」など気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
橋本病は非常に身近な病気ですが、見逃されやすいのが特徴です。
適切な検査とフォローにより、日常生活への影響を最小限に抑えることが可能です。