2026年4月13日
柏市にある北柏駅前内科・糖尿病・甲状腺クリニックです。
「最近、動悸がする」「食べているのに体重が減る」「汗が多くて疲れやすい」
このような症状がありませんか?このような症状がある場合、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の可能性があります。
バセドウ病は比較的よくある病気ですが、放置すると心臓や全身に負担をかけることがあります。この記事では、症状・原因・検査・治療についてわかりやすく解説します。
バセドウ病とは?
バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
本来、甲状腺ホルモンは代謝を調整する重要な役割がありますが、過剰になると体が「常にフル稼働状態」になります。
主な症状
バセドウ病では以下のような症状がみられます。
■ 全身症状
動悸
体重減少(食欲はある)
発汗増加
疲れやすい
微熱
■ 精神・神経症状
イライラ
不安感
手の震え
■ 特徴的な所見
眼球突出
甲状腺腫大(首の腫れ)
※すべての症状がそろうわけではありません。
原因
バセドウ病は自己免疫疾患の一つです。
本来は体を守る免疫が、誤って甲状腺を刺激する抗体(TRAb)を作ることで発症します。
発症に関わる要因
・ストレス
・喫煙
・遺伝的素因
検査方法
診断には以下の検査を行います。
■ 血液検査
TSH:低下
FT3・FT4:上昇
TRAb:陽性
■ 画像検査
甲状腺エコー
必要に応じてシンチグラフィ
治療方法
バセドウ病の治療は主に3つです。
① 薬物療法(第一選択)
抗甲状腺薬を使用します。
・メルカゾール(チアマゾール)
・プロパジール(プロピルチオウラシル)
多くの患者さんでまず行われる治療です。
② 放射性ヨウ素治療
甲状腺の働きを抑える治療です。
再発例や薬が使えない場合に検討されます。
③ 手術
甲状腺を部分的または全摘します。
大きな甲状腺腫や薬剤不耐の場合に選択されます。
放置するとどうなる?
未治療の場合、以下のリスクがあります。
・心房細動
・心不全
・骨粗鬆症
・甲状腺クリーゼ(重篤)
特に高齢者では症状が軽く見えることがあるため注意が必要です。
受診の目安
以下に当てはまる方は早めの受診をおすすめします。
・動悸が続く
・体重が原因不明で減る
・手の震えがある
・健診で甲状腺異常を指摘された
当院でできること
当院では以下の対応が可能です。
・血液検査による評価
・甲状腺エコー検査
・専門的な内服治療の導入・継続管理
症状が軽い段階でも、お気軽にご相談ください。
まとめ
バセドウ病は早期発見・適切な治療によりコントロールが可能な病気です。
「なんとなく体調が悪い」と感じている方の中に、実は甲状腺の病気が隠れていることもあります。気になる症状があれば、早めの受診をおすすめします。