2026年3月24日
「たかがいびき」と放置していないでしょうか? 寝ている間に何度も呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、単なる睡眠不足の問題ではありません。実は、心臓病や脳卒中、さらに突然死のリスクを劇的に高める「サイレントキラー」なのです。
今回は、この病気が全身に及ぼす深刻な影響について解説します。
1. 身体への過剰なストレス:心臓や脳血管へのリスク
無呼吸状態になると、体内の酸素が不足し、脳は危機を感じて交感神経を活性化させます。寝ているはずの時間に、体が全力疾走しているようなストレス状態になります。結果として、下記のようなリスクが発生します。
高血圧: 無呼吸による血圧上昇が続き、降圧薬が効きにくい「治療抵抗性高血圧」の原因になります。
心筋梗塞・心不全: 心臓への負担が蓄積し、冠動脈疾患のリスクが約2〜3倍になると言われています。
脳血管障害: 脳梗塞のリスクも大幅に上昇します。
2. 生活習慣病の悪化:糖尿病や肥満にも関係する
睡眠時無呼吸は、代謝異常にも深く関わっています。 低酸素状態や睡眠の中断は、インスリンの働きを悪くし、糖尿病の発症や悪化を招きます。また、肥満がある方は、無呼吸によってさらに痩せにくい体質になってしまうという悪循環に陥りやすくなります。
3. 社会的リスク:一瞬の居眠りが人生を変えてしまうかも
日中の強い眠気は、仕事の効率を下げるだけでなく、重大な事故に直結します。
交通事故: SAS患者さんの交通事故の発生率は、健康な方の約2.4倍というデータがあります。
集中力の低下: 記憶力や判断力が鈍り、日常生活に支障をきたします。
4. なぜ「早期発見」が重要なのか?
睡眠時無呼吸症候群の恐ろしい点は、「寝ている間のことなので自分では気づけない」ことです。しかし、適切な治療(CPAP療法など)を行えば、これらのリスクは健康な人と同等レベルまで下げることが可能なんです。
5. 当院でできること
「大きな病院へ行くのはハードルが高い」と感じる方もご安心ください。 当院では、ご自宅で検査も治療も完結できる体制を整えております。入院する必要はなく、普段通りの生活の中でリスクを判定し、必要に応じて治療ができます。
少しでも不安を感じたら、まずは北柏駅前の当院へご相談ください。